千葉大学環境リモートセンシング研究センターの山本雄平特任助教らの研究チームは、 静止地球環境観測衛星 「 ひまわり 8 号 」 を用いて 、 台風 15 号 ファクサイ 通過後の正午付近の 「 地表面温度 」 を推定しました 。
その結果 、 関西から関東の平野部で 50 を上回る高温環境となっていたことが明らかになりました 。
■台風 15 号通過後の地表面温度は 50 以上に2019年 9 月 9 日の未明から朝にかけて 、 台風 15 号が関東地方に襲来し 、 千葉県南部を中心に甚大な被害をもたらしました 。 研究チームが台風の通過前と通過後の地表面温度を 「 ひまわり 8 号 」 を用いて推定した結果 、 台風接近前も 、 太平洋高気圧の張り出しによって正午付近は非常に高い状態でしたが (図 1) 、台風 15 号通過後の正午付近は関西から関東の平野部で 50 を上回る高温環境となっていました(図 2 )。通過後には 50 以上の高温域が拡大し 、 平野部のほとんどの地域で温度上昇がみられ 図 3 、 特に東海と関東南部の一部地域で顕著な上昇が確認されました。
CEReSNewsrelease20191007_typhoon1915_V3