CEReS研究室所属学生の卒業研究中間発表会を開催しました

11月17日(火)の午後13時より、令和二年度のCEReS研究室所属学生の卒業研究中間発表会を開催しました。今年度、卒業研究を行っている学部4年生は、ヨサファット研1名、市井研1名、樋口研2名、本郷研2名、本多・梶原研1名、入江研2名、齋藤研2名、小槻研3名の計14名で、学生の所属学部・学科/コースは、工学部・情報工学コース(4名)、工学部・都市環境システムコース(2名)、理学部・地球科学科(8名)です。
今年度の発表会はコロナ禍で初のオンライン開催となり、CEReS教員・スタッフ・学生全員が登録されているMicrosoft Teamsの「ALL CEReS」のチャンネルで行われました。例年は会場(共同棟102講義室)の定員の問題もあり、学生は各自の所属研究室の卒研生の発表が終わると退席して他の研究室の学生の発表をあまり聴いてくれない傾向がありましたが、今回はオンライン形式ということで最後まで多くの学生が参加して発表を聴いてくれていたことが印象的でした(発表会参加人数は最大41名)。今回はコロナ禍でやむを得ずオンライン開催となりましたが、会場の制限もなく学生にとっても参加しやすいという良い面もあることがわかりました。卒研生にとっても、他の研究室の同学年の学生の研究の深度や進捗状況を把握する機会となり、研究テーマの背景・先行研究についての勉強が足りない、解析のペースが遅いなど、色々と反省する機会になったかと思います。卒研生には、他研究室の教員・スタッフからもらった意見なども参考にして、残りの時間で卒業研究をさらに発展させていってもらいたいと思います。
(CEReS教育委員会委員長:齋藤尚子)

所属学科・コース 研究室 氏名 卒業研究タイトル(仮)
地球科学科 樋口 木下優登 北海道にもたらされる降雪の環境要因に関する研究:多雪年と少雪年との比較
地球科学科 樋口 本橋優登 XバンドフェーズドアレイレーダーとWバンド雲レーダーの同時観測による,積乱雲の初期段階での内部構造の変化に関する研究
地球科学科 齋藤 小健太郎 GOSAT衛星による下部対流圏オゾンの観測可能性
地球科学科 齋藤 中山広生 ひまわり8号によるGOSATの陸域観測視野内の雲判定
情報工学 小槻 大石 健 全球大気モデルを用いた粒子フィルタの開発と安定化
情報工学 小槻 大瀧貴也 気候的背景共分散を考慮したハイブリッドアンサンブルデータ同化手法の開発
情報工学 小槻 土屋 建 気象学的パラメータを考慮した畳み込みNNによる台風の特徴量抽出
情報工学 本多・梶原 工藤界人 GOM-C/SGLIとひまわり8号AHIデータを用いた高解像度時系列データ作成手法の開発
都市環境システム ヨサファット 松葉拓海 干渉合成開口レーダによる令和2年7月熊本県における線状降水帯の被害調査
地球科学科 入江 大野 健 バイオマスバーニング域における再解析エアロゾルデータの精度検証とエアロゾルの変動要因の解明
地球科学科 入江 竹岡美紅 局地数値予報モデルの水蒸気データの精度評価
都市環境システム 市井 大野晃季 ひまわり8号データを用いた都市の熱環境モニタリング
地球科学科 本郷 磯野 惇 ドローンデータを用いたイネ白葉枯病の被害程度の把握
地球科学科 本郷 佐藤 輝 ドローン画像を用いたいもち病水稲における分光反射特性の解析

 

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