千葉大学環境リモートセンシング研究センターの久世宏明研究室は、ハイパースペクトルカメラと呼ばれる特殊なカメラを使って、都市域上空および滑走路上空の大気を撮影し、人間活動や飛行機の離陸等に伴って発生する大気汚染物質である二酸化窒素の可視化に成功しました。
■ 二酸化窒素(NO2)とは
二酸化窒素(NO2)は主に高温で物を燃やした時に発生し、人の呼吸器に害を与える代表的な大気汚染物質です。NO2は、高濃度であれば人の目で褐色に見えますが、通常の大気中の濃度では目視で存在を確認することは困難です。