CEReS共同利用研究会「植生・ハードターゲットライダーの普及をめざしたソフト・ハード開発」

CEReS共同利用研究会「植生・ハードターゲットライダーの普及をめざしたソフト・ハード開発」」(平成29年12月19日)

千葉大学環境リモートセンシング研究センター(CEReS) 研究棟1F 会議室
13:00
1. 開会の辞 久世 宏明(千葉大学CEReS)
13:10
2. 「地上レーザーとUAV-SfM による森林火災評価法の確立」 加藤 顕(千葉大学園芸学研究科)3 次元レーザーによる森林資源量の把握は、現存する森林資源の正確なデータ取得方法として、近年注目されている。本研究は、森林域における自然災害に注目し、森林の3 次元構造の変化量を把握する研究を行っている。森林災害でも特に森林火災に注目した。森林火災の被害予測は、その場所での可燃性バイオマスの蓄積量との関係性が高く。可燃性バイオマス量の空間分布から森林火災をシミュレーションするソフト開発などが行われている。しかし、その分布はこれまで2 次元データとしてしか把握されておらず、3 次元分布の把握を広域に行うことができなかった。そこで、可燃性バイオマスの3 次元分布の取得に、地上レーザーを用いたデータ取得を行い、森林災害前後のデータから焼失した場所を特定する研究を行っている。アメリカ森林局との共同研究を行っており、対象地は、アメリカサウスカロライナ州にある森林火災実験場で行った。対象とする森林を燃焼し、森林火災前後の3 次元データを取得することで、森林火災によって焼失した場所を把握した。地上レーザーだけでは、データ取得できる範囲が限られるため、写真測量による技術であるStructure from Motion(SfM)を用いて無人航空機による3次元データを取得し、森林火災に対する異なる3 次元データ取得技術の違いを明らかにし、森林火災に対する3 次元データの有効性を検証している。

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