概要

研究センターの歴史

千葉大学環境リモートセンシング研究センター(CEReS)は、2010年4月からの6年間にわたる国立大学法人の第2期中期目標・中期計画期間において環境リモートセンシング分野の共同利用・共同研究拠点として文部科学大臣の認定を受け、新たに研究活動を開始しました。CEReSは、全国共同利用の研究センターとして1995年(平成7年)4月に発足し、リモートセンシング技術の確立と環境への応用に関する研究を担って現在に至っています。そのルーツは、写真・印刷・画像工学の分野での千葉大学工学部の伝統を引き継いで1986年(昭和61年)に開設された学内共同研究施設「映像隔測研究センター」であり、このセンターが廃止・転換されてCEReSが誕生しました。

研究センターの必要性と使命

地球環境問題の重要性はいまや学問の世界にとどまらず、広く世界の人々に認識されており、ひいては社会的・経済的にも大きな影響をもつようになっています。広域の地球観測を行う上で衛星データによる解析は欠かせないツールとなっています。 この衛星データは画像データとしても大変有用ですが、それと同時に一定の精度が保証されれば、科学解析用のデータとしても重要性がますます大きくなっていきます。これまでにも、地上でのさまざまな観測データとの関連を通じて地球温暖化、氷域の変化、災害監視、砂漠化、植生量の評価、大気環境問題など、多くの問題に直接、間接に活用されるようになりました。コンピュータが発達普及した今日でも、大量の衛星データの処理やアーカイブは膨大な手間がかかる作業です。また、衛星データが活用できる環境にかかわるテーマは非常に多岐にわたっています。このような状況から、衛星データとそれに関連する地上観測データを処理・アーカイブ・公開し、関連分野の幅広い研究活動を通じてその科学的活用を図る「総合環境情報拠点」としてのCEReSの活動は、国内の関連研究機関の研究者はもちろん、アジアの研究者、世界の研究者の地球環境に関する研究の進展に大きく貢献しています。また、CEReSは千葉大学附置の共同利用・共同研究センターとして、大学院教育とも密接に連携してこの分野の後継者の育成を行っています。

以上の背景のもと、CEReSはリモートセンシングに関する中核的研究機関として次の使命を持っています。

リモートセンシングに関する先端的な研究を行うこと
リモートセンシングデータを用いて地球表層環境変動研究を発展させること
リモートセンシングを社会に役立てる研究を行うこと

CEReSデジタルパンフレット(PDF)
ceres_brochure2022-2023

 

研究センターの運営

諸会議について

教員会議議事要旨一覧

千葉大学環境リモートセンシング研究センター
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